秘書検定・漢検の2級と準1級をダブルゲットするためのブログ

漢検2級→秘書検2級→漢検準1級→秘書検準1級に独学合格してきた男性筆者が 一ヶ月~三ヶ月の学習で、漢検・秘書2級と準1級に合格するための勉強術やオススメテキスト、関連ニュースを紹介します。 社会に求められる一般常識を培える、漢検と秘書検をダブルゲットして、履歴書や実務を通してアピールしましょう!

 

漢字教育サポーター及び漢字教育士の観点から、最短合格にオススメのテキスト・問題集を紹介しています。

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漢検・秘書2級と準1級に合格するための勉強術やオススメテキスト、関連ニュースを紹介します。

社会に求められる一般常識を培える漢検と秘書検をダブルゲットして、履歴書や実務を通してアピールしましょう!



◆私が漢検2級を目指したわけ<その1>

私が漢検2級に合格したのは、大学3年次でした。

漢検を志した一つ目の理由は、「大学生活で何かを残した証」が欲しかったからです。

数ある資格の中で、漢検2級を選んだのは、一つ目には、母校が文学部であることです。

漢検2級は、高校3年次までの常用漢字の集大成レベルです。

文学部のカリキュラムの中、例えばレポートや論文作成にあたって、漢字能力は必須条件でした。

学科内だけではなくて、日常生活の至る場面で欠かせない漢字リテラシーを身につけるため、今後社会に進むにあたっての一般教養・常識として、漢検2級合格から自信をつけたかったのです。
 

二つ目には、かつて「漢字博士」の称号を与えられた栄光が残っていたためです。

 ◆ 小学校時代に漢字博士と呼ばれる

私が小学5年生の時に、毎朝10問の漢字テストが出題されていたのですが、五ヶ月間で合計800問くらいを全問正解できたため、担任の先生から漢字博士の称号を与えられました。

2番目に高得点を取ったクラス一勉強ができる秀才の女子が700問強正解だったため、漢字には絶対的な自信が芽生えました。

齢11歳にして、人生の中で初めて他者から「漢字王TAKA氏」と認められたため、すっかり慢心を覚えてしまいました。
 

中学校に進学した後も、初めての国語の授業で自己紹介をした時に、教師から、

「漢字博士なんだよね」と、ビックリさせられる言葉をかけられました。

恐らく、小学校当時の功績が担任から引き継がれていたのでしょう。

背景から聴こえる「すごい!漢字博士なんだ」というクラスメイトの声から、恍惚を覚えました。

瞬く間に同級生の間で、「あいつは漢字がすごい出来るらしいぞ」という評判が広がりました。

しかしながら、井の中の蛙は、間もなくして初めての挫折を味わうことになります。



漢検3級唯一の不合格者


中学3年になって、国語の教師から、漢検の存在を初めて教えてもらいました。
中学卒業レベルは3級に該当していたため、小学5年時以来潜めていた漢字の実力を発揮する機会がきたと、ここぞとばかりにすぐに申し込みました。

本番は、5名の同級生達と、校内で団体受検しました。

私は、この日を迎えるにあたって、漢検の事前勉強は一切せずに臨みました。
小5時の「漢検博士」の栄光が残っていたため、無勉でも十分に受かる自信がありました。

しかしながら、その結果は、衝撃的なものでした。

200点中100点あまりという散々な成績でした。

漢検は単なる読み書き問題だけではなく、正誤書き換え、四字熟語や対義語類義語など、総合分野から出題されるため、漢検問題集を使わずに受けたところで、太刀打ちできませんでした。

さらに、泣きっ面に蜂の結果を知ることになります。
私以外の受検者4名が全員合格したのです。

彼らは、中間・期末テストの成績が、毎回学年で20番以内に入っている優秀組でした。

件の小5の漢字テストで、私の次に漢字の成績が良かった2番目の女子も合格していて、すっかり形成逆転しました。

※この4名は後に、お茶の水女子大、筑波大学、法政大学、明治大学に進学しました。

私は、当時全体の成績は学年で中位くらいだったものの、唯一、かつての栄光である漢字博士の称号によって、漢字能力だけはプライドを保ってきたわけですが、すっかり有名無実になってしまいました。

まさに「アリとキリギリス」を実体験で痛感したような気分でした。

それ以来、しばらくは打って変わって、漢字に対して逃げ腰になってしまいました。