秘書検定を志すならば、3・2級までに留まらずに、準1級までの取得をお勧めします。
『出る順問題集秘書検定2級に面白いほど受かる本』では、2級と準1級のダブル受検を推奨していますが、私も2級を取得された後に、準1級受検をお勧めします。
なぜならば、実際に2級と準1級の問題レベルの差はさほどないからです。
そして、準1級取得の社会的価値が高いからです。
準1級が2級と比べると、記述問題が5割に増えている点から、難しい印象を受けるわけです。
ですが出題範囲も2級と準1級は共通しているため、2級合格者・併願者には有利です。
2次試験の面接試験に臨む意欲さえあれば、準1級にチャレンジしてみる価値はあります。
『たった60日で取れる仕事に効く使える資格 (洋泉社BIZ) 』
本書では、「仕事に有利な資格」として、2級ではなく、準1級が仕事に有利である、というように評価されています。
具体的に秘書検定準1級をどのように仕事に活かせるのか、学習スケジュールなどが掲載されています。
準1級から面接試験が二次試験にあるため、その点が社会的評価の理由として大きいですね。
● 有名検定の準1級と比較して、取りやすい
学生間で有名な検定は他に、英検、漢検がありますが、両試験の準1級の合格率は、22年度の合格率から
見ると、10~15%といった数字です。非常に難関なグレードであることがうかがえます。
参考にですが、私は漢検準1級を取得していますが、筆記のレベルは圧倒的に漢検準1級の方が難しかったです。
これに比べて、秘書検準1級の合格率は30%強なので、同じ準1級でも、努力すれば受かるレベルです。
合格ラインを見ても、英検準1級は満点の70%前後、漢検準1級は満点の80%なのに対して、秘書検準1級は理論・実技分野ともに60%程度取れれば、合格できる試験になっています。
もちろん、英検、漢検の準1級とは内容も趣旨も異なるので、単純比較できませんが、筆記の難易度が劣るとしても、面接試験を突破したことによる秘書検定準1級の価値や社会的評価は高いと感じます(準1級取得によるメリットは後述します)。
秘書検定は、一部の国家試験とは異なり落とすための試験ではないので、必要な知識を広く浅く覚えて、確実に出題されるポイントを押さえて学習していれば、決して合格は難しくはないのです。(私が1発合格できた勉強方法や問題集については後述しています)。