◆ 漢検2級を一発合格
時は流れ、大学3年生の秋に、再び漢検への再チャレンジを決意しました。
私の人生の中で、「これだけは頑張った」という証が小5時の漢字博士の栄光以外になかったため、残り大学生活が1年に迫っている今こそ、何か形に残したいという思いが俄然強くなったのです。
履歴書でも2級以上が書けるし、大学生レベルでは、最低でも2級と言われていたので、漢検2級受検を決意しました。
今回は学部の同級生も受検に付き合ってくれたため、「絶対に落ちたくない」という闘志も高まりました。
過去を振り返ると、漢検3級に不合格、準2級に2回不合格を経験してきた過去から、今度こそは必ず一発合格したいという並々ならぬ思いが固まっていました。
これまでの漢検受検を振り返ると、不合格の結果には共通した原因がありました。
それは、「合格のための勉強をしたことがなかった」からです。
漢検3級受検時には、全く問題を解かずに不合格、準2級受検時には、問題集を買ってなんとなく取り組んだものの、全体の2割程度しか解かなかったため、合格ラインには到達しませんでした。
つまり、十分な勉強をしないで、合格レベルになれるはずはないと悟ったのです。
これまで徹頭徹尾一つの目標を掲げて長期的に勉強に取り組んだことがなかった私でしたが、漢検2級という絶対的合格目標を掲げ、二か月の勉強期間を設けて、本番に臨みました。
※2級合格の勉強記録は後述します
その結果は、念願の「合格」でした。
私は推薦入試で高校・大学と突破してきたため、長期間の勉強を重ねて受験した経験が皆無だったため、漢検2級に合格した瞬間は、また別格の喜びであったことを覚えています。
1冊のテキストを丸ごと最後まで解いたおかげで、合格できるレベルまで達していたわけです。
かつて、3級、準2級と不合格になり、あの漢字博士の箔が廃っていましたが、2級合格で一気に名誉挽回したような心境になりました。
今振り返ると、漢検2級の合格から、漢検準1級、秘書検2級と準1級、宅建、社会福祉士取得へと繋がっていったわけで、この合格は、私の資格取得の原点とも言えるスタートラインになりました。
ちなみに、ともに受検した同級生は、かつての私のように受検対策に本腰を入れずに、テスト2週間前になって勉強を開始したため、本番では、6割程度の点数しか取れなかったようです。
この時は、まさかその半年後に、漢検準1級に申し込んでいるとは、夢にも描いていませんでした。