私が受検してからしばらく経って、TV番組「Qさま」で、漢検1~2級を有名人がチャレンジするという企画がスタートしました。
その影響が大きかったようで、漢検1級、準1級の内容やレベルがOAを通して世の中に広がりました。
それまで準1級以上は完全に趣味のレベルで、実社会では役に立たないという認識が多かったように思います。
放送後の準1級の受検者数を見ても、増加傾向がうかがえました。
◆有名人準1級合格者
慶應義塾大学経済学部卒のテレビ朝日大木優紀アナウンサーと、早稲田大学教育学部国語国文学科卒の小島よしおが3度目の正直で準1級に合格しています。
慶大卒竹内由恵アナウンサー、松尾由美子アナウンサー、清水俊輔アナウンサー、熊本大卒の宮崎美子、学習院大中退の麻木久仁子、フェリス女子学院大卒の有賀さつきも準1級に合格しています。
※慶大卒のオリエンタルラジオ中田敦彦は初回受検で不合格でした。
アナウンサー受検者のリンク先では、準1級受検にあたっての苦労話が読めます。
ちなみに、TBSアナウンサーになるためには、業界の一般常識として、漢検2級取得が必須だそうです。
こうして準1級取得者の学歴に注目すると、みな高学歴の方々ばかりですが、準1級は私のように中堅レベルの大学出身で、偏差値40台の成績の者でも、学習を重ねれば、合格できる試験です。
合格のために大切なのは、偏差値ではなく、漢字に対する探究心と持続的なやる気に尽きます。